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アブダビ首長国

ルーブル・アブダビ美術館

市内の超豪華ホテル(エミレーツ・パレス・ホテル)


アブダビ首長国は、連邦国土面積の80%以上を占め、石油基地であるジルク、ダス、アルザナ、ムバーラスを始めとした多くの島々があります。近代的な街並が広がるアブダビ市はアブダビ島にあり、アラブ首長国連邦の首都になっています。

アブダビの街を見まわすと、至るところに植林が施されていることに気付きます。公園や道路沿いに植えられた草木には、スプリンクラーによって、或いはパキスタン人等の労働者の手によって、毎日決められた時間に豊富に水が撒かれます。

アブダビ首長国には、3つのそれぞれ特色のある地域、「アル・アイン」、「リワ」、「ルワイス」があります。アブダビの街から160km東に位置する、赤い砂漠に囲まれたアル・アインは前首長(初代連邦大統領)のシェイク・ザーイドの出生地で、緑化、都市化への意欲は首都に匹敵するほどです。

同首長国西南部に位置する、リワ・オアシスは、アブダビの街と、途中ハブシャーンの石油基地を縦断する約250kmのよく整備された道路で結ばれています。リワ・オアシスには、弓状に広がる100kmのライン上に約20の村々が点在し、そこでは、世界中で最も荘厳な砂原を見ることができます。近年高級リゾートホテルも建設され訪れる外国人観光客も増えつつあります。また、植林プロジェクトが盛んに進められていて、農産物の完全自給自足を達成するために、農業開発も活発に行われています。

アブダビの街とカタールを結ぶハイウェイの中間地点に位置する工業地域ルワイスには連邦最大の製油所・肥料工場等があり、アブダビ首長国のエネルギー経済を支えています。また、ルワイス西方約50kmにあるバラカでは2020年のオペレーション開始を目指してUAE最初の原子力発電所の建設が進められています。

500kmにも及ぶ同首長国の海岸線の殆どは不毛の地で、塩分を多く含むサブカと呼ばれる砂地からなっていますが、マングローブの生い茂る沼地、シュノーケラーやスキューバーダイバーに親しまれている岩礁、そして美しい砂浜も点在しています。

アブダビ島は、1761年にバニー・ヤース族の一部が狩猟に出かけていた時に、真水の出る場所として偶然発見されたと言われています。当時、アル・ブ・ファラの率いるバニー・ヤース族はマナーシール族と共にリワに定住していましたが、アブダビ島に水が発見されると、その一部は同島に移住し、1793年になると族長シャクブートも本拠を移し、アブダビ島はアブダビ首長国の中心となるとともに、19世紀に入るとヨーロッパやインドへの真珠の輸出の増加に伴い、特に真珠採取業において、その中心地となりました。そして、前首長ザーイドの祖父がアブダビを統治していた時代(19世紀後半)に、アラビア半島東部で最も強力な首長国の一つになり、更に、ザーイドがアブダビ首長に就任(1966年)して以降、本格的に石油開発が開始され、今日見られるような中東でも屈指の近代都市に発展しました。

また、2009年以降、F1レースのアブダビグランプリがヤス・マリーナ・サーキットで毎年開催されているほか、2017年11月にフランス・ルーブル美術館の別館「ルーブル・アブダビ美術館」がオープンするなど、近年では観光開発にも力をいれております。


アブダビ首長国基礎データ

人口 約291万人(2016年央推定、アブダビ統計センター)
面積 67,340km2
首長 シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン

アブダビ政府行政機構



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